December 03, 2015
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バックフラッシュ
バックフラッシュ
皆さんご存じでしょうか?
エスプレッソマシンのメンテナンス作業の一つ
で、グループヘッド内部のコーヒーかすや、フィルター内部に付着したコーヒー油を、バスケットに蓋をして、お湯の出口を塞ぎ圧力を利用して導管につまったコーヒーを流すの清掃作業です。
一般の業務用エスプレッソマシンにはバスケットに蓋をした場合、詰まったお湯を逃がすための出口があり、そこからコーヒーかすや油を流します。
しかし、
レバーマシンの場合、水の流れが一方通行なので、蓋をしてしまうと出口を失いバックフラッシュバックができません。
これによりフィルターの裏やピストン内部にコーヒー油が溜まりパーツの劣化や味のぶれに繋がります。
ではどうすればグループヘッド内部にお湯を滞留させ、これを改善できるのか?
お湯通しだけでもこんなにコーヒーがたまってます 。
改善するためのボールバルブカスタム
ボールバルブに栓をして、レバーを下ろし、テンションがかかった所で少し止めて、5秒ほどでボールバルブを解放します
汚れてます。
圧力が一気にかかるのでボールバルブのコックはゆっくり下ろします。
まだコーヒーカスが出ます
2回目 こんな感じで3回目4回目と続けます
5回目 大分色が薄くなって来ましたね
6回目 この辺で終了
圧力や高温熱湯で火傷に気をつけましょう。
お湯がなくなるまで続けると丁度いいかもしれません。
バックフラッシュバックの最適温度、圧力
検証して行きます。
プロトタイプバックフラッシュボールバルブ
ワークショップで教えます。