豆

世界には何千種類もの珈琲が存在し、飲み方やルーツも様々。
現在でもイタリアナポリではレバーマシンのバールがほとんどです。
エチオピアなどアフリカに植民地を持っていたヨーロッパ諸国は、
珈琲豆の輸入が容易でしたが、
南イタリアの貧困層に入ってくる豆は2等品のロブスタやリベリカ種だったため、
これらの豆を美味しく飲むために焙煎技術やブレンド技術は発展していきました。
もちろんバリスタも。
脂っこいイタリアの食事、
めちゃくちゃ甘いスイーツ、
クロワッサンを朝食にするパンの食文化、
この様な色々な要素が合い混ざりあい、
エスプレッソは味は進化していきました。
深煎りのロブスタブレンドはこんなバックグラウンドがあって誕生しました。
サードウェイブコーヒー全盛の現代、
シングルオリジンでエスプレッソを提供するお店がふえてきましたが、
個人的には深煎りロブスタブレンドがもっと増えてくれると嬉しいです。
当店でもいつかオリジナルロブスタブレンドを作ってみようと思っています。