Microcimbali 2

50年ぶりに復活を遂げたmicrocimbali lever.

私が本格的にこのマシーン業界に入るきっかけを作ってくれたマシーンである。

15年前、浅草のコーヒー器具専門店の4Fか5Fに飾ってあったこのミクロチンバリレバーマシーンを無理言って売っていただいた。

お店の社長は、電源は一度入ることを確認したけど、動くかどうかは不明と説明を受けた。

電源を入る事は自分でも確認したが、給水や抽出方法、スチーム、全てが分からない状態だった。

いつか技術をつけてこのマシーンを復活させる事を目標に、エスプレッソマシーンの代理店に就職した。

あれから15年、このマシーンの復活のご依頼を受け本格的にレストアをスタート。

パーツを輸入してガスケット交換やオーバーホールし、アルミボイラーの腐食処理を施した。

詳しくは説明出来ないがアルミボイラーの腐食処理して復活させたのは世界的にみても初だとおもう。

スプリングの入れ込み

グループヘッドのガスケット交換

組み上げて復活。セーフティバルブから蒸気が上がった時の喜びは今だに忘れられない。